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Carrera S /991-2 ウォーターポンプ交換 

2017y  カレラS /991-2 のウォーターポンプ交換。

なんと17000km台で水漏れ、991-2はこの症状結構多発しているとの噂。

あれこれ外して、

 

ベアリングのガタも全くありません。やっぱり何故漏れるのか気になります。という事でポンプの構造を良く観察します。

バキュームホースが差し込まれるニップルから負圧をかけてみると何やらフィンの廻りからリング状のプレートが出てきます。ますます気になりますので壊してみます。

 

やはり漏れの原因は複雑になった構造の為でした。

メインシャフトの廻りに3本シャフトがあり、先程のリング状のプレートを出したり引っ込めたりしています。

3本のシャフトの廻りにも小さいシールがあります。

996~991-1にはこの構造は採用されておらずメインシャフトのみで大概水漏れする時は

ベアリングのガタ、最悪破損が原因です。

その事から推測するとこのポンプはベアリングのガタも無いのでこの小さいシールが原因と考えます。

プーリー側にダイヤフラムがあり、エンジンの負圧を利用し電磁バルブで負圧をON/OFFしているのですが、

おそらく暖機などエンジンを早く温めたい時はクーラントの流量を止めたりしているのかな?

他にも理由があるかもしれません。

プーリ側に三つの穴がありますがダイヤフラムの気圧を保持する為の穴ですね。

それとクーラントが漏れてくる穴は空気のみ通る穴でちょうど反対側にも穴があり繋がっています。

おおよそ原因は推測できました。

テスターを利用してクーラントのエア抜きしますが、

エンジンが作動温度に到達したらテスターの指示通りにアクセルのON/OFFを繰り返します。

そしてエンジンが冷えたらクーラントの量を再度チェックして規定量以下になっていれば補充します。

なのでトータル時間のかかる作業になります。

 

Carrera /930 タペット調整 

87y  カレラ /930 タペット調整&プラグ交換作業

ロッカーアームシャフト2箇所規定トルクで締まらないので交換。

こういった調整作業は良くも悪くも車の調子が激変します。なので大好きな作業の一つ。

定期メンテナンスが大事になります。

ビレンザエンジンオイルを注いで完了。

峠やサーキット楽しんできて下さい!