エンジンの為のWPC(マイクロディンプル/モリショット/ハイパーモリショット)
WPC処理の効果
- フリクションの低減
- 磨耗防止
- 油膜保持効果
- 疲労強度のアップ
ピストンやクランクなどの運動部の潤滑部にはマイクロディンプルかモリショットを使用。マイクロディンプルは微細な窪みにオイルが留まることで、厳しい使用条件下でも油膜切れを予防。スカッフィングや異常磨耗からパーツを保護します。加えて、油膜が保持されることで摩擦係数が安定することも大きなメリットです。モリショットはパーツの表面にモリブデン被膜を形成し、摩擦係数を低下させます。これはフリクションによるパワーロスを押さえる効果があります。
また、WPC処理は疲労強度の向上にも高い効果があります。バルブスプリング、バルブリテーナー、各種ボルト等々の負荷のかかるパーツの表面組織を微細化することで、クラックや折損の防止に役立ちます。
更なる高温域まで低フリクション効果を持続させるには、ハイパーモリショットがあります。 二硫化モリブデンに高温安定個体潤滑ナノ粒子を添加することで、高温・高回転域での低摩擦効果を持続させます。
駆動系パーツの為のWPC
WPC処理の効果
- ギア/シャフト/スプラインの破損防止
- 異常摩擦や発熱の抑制
- シフト操作性の向上とシンクロの効きをアップ
駆動系パーツの為の WPC ミッションやドライブシャフト系のトラブルの多くは、大きなストレスが掛かるギア歯面やスプラインのクラック、虫食い磨耗、過度な発熱等が原因となることが多くありますが、WPCのマイクロディンプル処理でその抗力を引き上げる事が出来ます。 また、マイクロディンプルのオイル保持及びフリクション低減効果により、滑らかな回転、爽快なシフトフィールが得られます。